不安・無気力・孤独感、うつ病・不眠・認知症、ストレスは万病の元、ストレスのない『クリア・ライフ』

≪　私にはあなたを救えない
　　　私に救われることを期待してはならない　≫

〔　あなたを救えるのはあなただけである　〕

　私はあなたを救いたい。そう願っているが、私にはあなたを救えない、それを私は知っている。
あなたを救えるのはあなたしかいない。だからあなたは、私に救われることを期待してはならない。
もし私があなたを救えるのなら、私はあなたを傷つけることも出来るだろう。
しかし誰もあなたを傷つけることなど出来はしない。私はそれを知っている。
なぜなら誰も私を傷つけることは出来ないからだ。それをあなたに知ってほしい。
私はあなたを救いたい。そう願い真実を伝えることで、「あなたがあなたを救う」その手助けは出来る

〔　あなたは自由である。　〕

　古来、人(ひと)皆(みな)幸せを願い生きてきた。だがその願いは人類の叶わぬ夢として今に残されている。享楽に身をやつす人、不幸を嘆き暮らす人、死後・来世を頼み神に祈る人、絶望に自ら命断つ人様々あり。
あなたは知っているだろうか？その人生は、幸せも不幸もことごとく自ら選んだものであることを。
そして、だからこそわたし達は絶対的に自由であることを・・・知っているだろうか？

〔　あなたの知っているあなた（自分）は本物ではない。　〕

　絶対的自由であるはずのあなたが、幸せでなく不幸を選択するという理不尽に覚えがあるだろう。
その原因は、ほとんどの人が「自分自身を知らない」という根本的無智にあるのだ。
あなたが知っているそのあなたは、本物のあなたではない。驚くかもしれないがこれが真実である。
絶対的自由である本物の自分を手に入れた時、あなたの全ての選択はあなたを幸福へと導く。

〔　本物の自分の見つけ方。　〕

　本物の自分は目に見えず音に聞こえない。わたし達が慣れ親しんでいる自分は偽りの自分なのだ。
偽りの自分は『苦』に染まっているからよく見える。その偽りの自分が本物の自分を覆い隠している。
だから、本物の自分を知り、絶対的自由と幸福を手に入れたければ、『苦』を手放さなければならない。
『苦』を手放すのが『解脱』で、本物の自分に目覚め一体となるのが『悟り』、どちらも最高の自分だ。

〔　覚えておいて欲しい　〕

　理解することも信じることもできないまま迷い悩む時、忘れてはならない言葉。『只管(しかん)打坐(たざ)』・「ひたすら打ち座る」という意味だが覚えておいてほしい。困った時は『只管打坐』なのだ。ただ座って「言葉を封じ、思考を止め、妄想・雑音を捨てる」。苦を手放すための基本的テクニックだが、悩み迷っているとき只管(ひたすら)打ち座るれば、何回か座ると必ず解決の糸口が訪れる。「求めよさらば与えられん」とは考えようによっては至極当然なのだろう。もちろん悩んでなくても『只管打坐！』、是非覚えておいて欲しい。

　理解できない時、他人の言うことを素直に聞いてみるのはありなのだ。たとえば、赤ん坊が歩けるようになるには、なんど転ぼうが只管(ひたすら)歩くことから始まる。そういうことなのだ。〔　瑞峰　〕